アイマムの営業コンサルティング

メルマガの分析

分析の手法について

分析方法を変えれば、今まで見えてこなかったことが見えてくる可能性がある。ただし事前にどういう企画軸やカテゴリーに分けておくかに尽きる

従来の集計・分析手法

以下の2種類の手法での分析が行われていたが、大まかな傾向がつかめる程度であった。

  • 時系列で積層グラフや折れ線グラフで傾向を見る手法
  • ソートでCT数の多い項目は何かを見るする手法

今回の分析手法

分析の精度向上を目指し、従来の方法に加えて以下の手法を用いた分析を行った。

(1)
折れ線グラフには近似値直線・近似値曲線をつけることで、今後、詳細にどう変化していきそうであるのかを明確にした。
(2)
時系列データの分析には、(1)にプラスして分析ツールの「相関」を使った。これによってどの項目がどの項目に対してプラスなのかマイナスなのかの相関度を把握できた。
 さらに、CT数が少ない項目でも“貢献度”がどうであるのかを判断可能とし、今後力を入れていくべきか否かの参考材料になったと思われる。
(3)
時系列でない複数の項目を分析するときには、多変量解析の手法の一つである「双対尺度法」を使用した。
 これによって一見相関がわかりにくい項目同士が、どういった関係になるのか、バッティングしている項目がどれであるのか、孤立している項目がどれであるのかをビジュアルによってわかるようにした。
 サンプル数が少ないと分析効果は少なくなるが、今後継続して分析していくことで、今までの分析では到底わからなかったことが見えてくると思われる。
(4)
上記の分析の基本ベースとして、生データからあらゆる角度でピボットテーブルとピボットグラフを使用した。
(5)
分析プロセスを明確にするために、マインドマップを使用した。

マクロ傾向(109号から166号までのデータを元に)

一時期の停滞を終え上昇基調であるが、上下の揺れ幅は大きく、可能性があることを示唆しながらもマクロ・ミクロレベルでの改革改善必要。キーは「活用講座」

分析項目 データから 根拠資料
クリック
(CT)数
全体 109号から直近までの全体CT数グラフ+近似値曲線で見ると3つの時期がある。143号以降は上昇基調であるが同時に振れ幅も大きくなっている。
全体のCT数を押し上げる効果を上げているのは活用講座0.69、特集0.52であるが、それほど大きく貢献しているとはいえない。スクウェアコンテンツは0.34、リフレッシュは0.2と低い。(数値は全体CT数との相関結果)
【2-1】
【2-3】
特集 毎号ごとの振れがもともと大きく、直近では159号で特出したCT数を出しているが、それ以前は一喜一憂の結果を示している。しかし、146・147号あたりからは明らかに上昇基調に転じつつある。 【2-4】
活用講座 161号の特出した数字を省いて考えてみても153号前後から上昇基調になっている。 【2-5】
リフレッシュ 微増である。しかし、全体CT数の上昇のための貢献度は弱いと思われる。 【2-6】
申し込み数 全体的には微増あるいは横ばいである。しかし、申し込み数の増加が週刊サービスの最終目的であると考えると、成果はそれほど上がってないと考えてもいい。
申し込みに対して貢献を上げているのは最大でも0.19の新着であるが、ほとんど貢献をしているとはいえない。
(数値は全体CT数との相関結果)
【2-2】
【2-3】
ユニークユーザ数 ユニークユーザーは、今回号数をまたいでのデータが出ないので有効な判断はできない。 -
このことから、クリック数をアップさせるには「活用講座」「新着情報」で改善をしなければならないが、申し込みをアップさせるには別途新企画を実施しなければならないといえる。

今後に向けての提案

既存記事の方向性について

  • 今回修正の企画軸を導入。企画軸で計画を立て、企画軸を元に制作し、企画軸を元に分析し、企画軸を修正することで方向性を変えていくということを「サイクル化」する必要がある。同時に「見える化」が可能になる。
  • 書き分けの更なる推進。B向けとA向けは基本部分も含めて違うはずであるが、それほど差が出ていない。特にB向けの配信が広がっていくと、従来の回線スピードをアップするようなコンテンツ以外にもヒットコンテンツを追求する必要がある。
  • B向けにはすでに現状改善をしなくてもいい層が多くいると思われる。ので、楽しめるコンテンツは何か、その企画軸はどう変わるべきなのかを検討するべきである。
  • 特集の意味合いを考え直すべきではないだろうか。特集はBへの乗換えをメインとしたコンテンツであるが、これではコンテンツの範囲が狭すぎる。これでは読者が離れていくことは明快である。今の傾向を続けるのであれば、特集というネーミングを変え、記事順を後ろにもって来るべきである。特集は本来は今回の号の週刊サービスを印象つけるメインのテーマが特集であるべきである。
  • 活用講座のビジネスモデルの見直し。活用講座がもっとも総CT数をアップする要因としてトップであるので、活用講座を見直せばさらに総CT数は伸びるはずである。以前に比べ内容が平易になりつつあるのがいいのかどうか検討が必要ではないだろうか。トレンド色を出すのであれば、チューターを導入しフィルターをかけるべきである。さらには、エンターテイメント色を加えて漫画化することも考えられる。

構成の見直しや新たな企画の必要性について

  • 究極の目的はWEBに飛んでもらって、さらには申し込んでもらうことであるから、その観点から再度コンテンツの内容や構成を検討しなおすことが必要ではないだろうか。中期長期の改革目標として徐々に進めるべきである。
  • 読者の参加できるような方法を考える。今までは作り手側の論理でコンテンツを制作し、一方的に配信するだけであったが、これでは徐々に人気が減っていく。これを口コミなどで自動で増やしながら盛り上げるには参加型のしくみがないと難しい。特に中間ページなどで参加型のしくみを導入するべきである。

読者層の拡大、分析の必要性について

  • 読者層の範囲を広げるために、可能な限り複数のテーマのコンテンツを制作する。
    従来のメイン読者層を少しでも拡大する必要がある。
  • 読者層のマーケティングを実施するべきである。アンケートをやるべきである。
    活用講座ではイエス・ノーはあるがこれではほとんど情報は取れない。全体のアンケート、個別のテーマごとのアンケート。必要である。
  • ユニークーザー分析を進める。ユニークユーザーに関しては、
    (1)滞留期間を延ばす
    (2)ユニークユーザー数を増やす
    (3)ユニークユーザー数のクリック数を伸ばす
    の3種類があるが今後の分析で行いたい。

クリック後のアップに向けて

  • サブジェクトとタイトルの関連性を高め、使用するワードの内容を事前検討するようにする。やはりサブジェクト・タイトルが最初にCT数をアップさせるには重要なテーマである。
  • 個々のコンテンツの総CT数をアップするためのプロジェクトを個別に計画する。
    個別にどう改善計画を組み、いつまでにどのようなマーケティングを行い、改善し、さらに分析して次回の改善につなげる・・・というようなプロセスマネジメントを実行するべきである。
  • コンテンツの鮮度がCT数を特出させるような要因であることは明らかであるから、もっとトレンド色のあるテーマを選択するべきである。さらには、トレンドウオッチ、サービス乗り換えガイド、キャンペーン、連載、物販、さらに個性のある中間ページ(週刊サービス読者のみ見れるところがキーポイント)などが考えられるのではないか。

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